配達回りしながら天神の夜を散歩
二匹のネコが私を観察している
蒸し暑い夜
一軒のカフェに寄って300円のエスプレッソを頼んだ
オシャレなお兄さんが140万円のエスプレッソマシンをカッコよく扱っている
出てきたエスプレッソカップをタウンターで一回叩くと
エスプレッソのクレマ(泡)は一瞬で消えた
クレマに力がない
飲んでみると酸っぱい
どこの豆を使っているかも聞かなかった
味の奥行きもコクも香りも甘みも旨みも・・・人生の深さも感じない
豆の芯が焼けてない
いい場所とオシャレそうな雰囲気と
エスプレッソマシンがあれば素人でもカフェは出来る
うまくなくても人は来る
三口で飲み終わってまた散歩
夜の9時30分
あちこちに中が丸見えの事務所がある
若いお姉さんがまだたくさん働いている
どの子も表情がつらそうで必死の顔つき
あちこちの飲食店も覗いてみたが
どこも客は入っていない
厳しい時代はまだまだ続く
博多の夜はもやがかかっていた
ラジオは黄砂のことを話していた
天神周辺の空気は昔に比べるとよくなった
バスの排気ガス対策が進んでる
私は腹筋を鍛えるための変な歩き方でひたすら歩く
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